米子松蔭高校野球部が甲子園の鳥取県予選で、不戦敗となりましたが、一転取り消しとなり7月21日に境高校と対戦することができました。
ではなぜ不戦敗が取り消しのなったのでしょうか。
この記事をでは
- 不戦敗の理由
- 不戦敗になるまでのうらで起こっていたこと
- 不戦敗取り消しの理由
を詳しく説明していきますね!
目次
米子松蔭高校野球部が不戦敗になった理由とは?
米子松蔭高校の試合前日に学校関係者の一人が新型コロナウィルスに感染。
鳥取県のガイドラインでは学校の生徒や教職員がいた場合は学校を臨時休校にしないといけなく、また臨時休校している間は大会に出場できないと決まりのため、不戦敗となってしまいました。
米子松蔭高校の長崎校長が尽力したが…

米子松蔭高校の長崎校長が
「ただし保健所が実施する疫学調査を踏まえて、専門家と協議した結果参加できる場合がある」
という但し書きに望みをかけて早朝に監督、部員、コーチなど全員に学校に集合させて、備蓄していた抗原検査キットで全員を検査しました。
長崎校長が試合当日の午前6時ごろ鳥取県高校野球連盟に連絡し、
「学校関係者にコロナ陽性者が出ました 試合時間を伸ばしてほしい」
また長崎校長は米子保健所に無理を言って担当者に、検査結果が監督・コーチ・選手など全員陰性であること報告しました。
ところが自ら行った抗原検査では保健所認められませんでした。
「医療機関で行った検査でないので、疫学調査に当たると判断できない」
という理由です。
米子松蔭高校不戦敗から一転、再出場まで裏で起きていたこととは!?

長崎校長は諦めずに参加できないかを模索します。
試合開始時間は午前9時からで、デッドラインはメンバー表を交換する午前8時10分!!
米子保健所は午前8時半ごろでないと開所しません。
諦めず、早く出勤する職員がいるのではないかということになり接触者リストも作成し
監督・コーチ・選手らは午前8時ごろに保健所へ向かいました。
一方、鳥取高野連は試合会場入りの時間が遅れることは容認していたが、午前8時過ぎごろこれ以上待てないので決断してほしいと長崎校長に伝えました。
結果、長崎校長は出場辞退を決断し、辞退を伝えたところみんなが泣き崩れたそうです。
その後、PCR検査で全員の陰性とわかり、濃厚接触者もいなかったそうです。
試合翌日に再試合を求める嘆願書を鳥取高野連に提出し、7月19日中に対応を協議することになりました。
米子松蔭高校 西村主将のツイートがきっかけで再出場に!
報道されている通り、7月18日に米子松蔭高校主将の西村くんがツイートし、拡散!
僕たちは夏の大会に向けて、甲子園目指して、必死に練習してきました。部員から陽性者は出ていません。校長先生含め学校は最後の最後まで出場できる道を探してくれました。試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?#米子松蔭
— 西村虎之助 (@JzByYwmCH1ZJumu) July 18, 2021
大阪知事、鳥取知事、官房長官、文科省、高野連の多くの大人たちが動いて21日の再試合が決定!
鳥取知事は「日程変更などで費用が発生した場合、全面的に支援したい」とも発言しています。
また7月21日に休校になっていた学校も再開の許可も出たことにより、
鳥取高野連は会見で「米子松蔭高校の不戦敗を取り消し、7月21日に境高校との試合を開催することにと致しました」と発表しました。
また対戦相手である、境高校は「高野連の決定に従います」と承諾し再試合が決定しました!
西村主将もこのようにツイートしています。
米子松蔭高校野球部を
応援してくださった方々へ
皆さんのおかげで僕達は大会に出場することが出来ました。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。多くの方々の声援を胸に感謝の気持ちを忘れず試合に臨みたいと思います。本当にありがとうございました。— 西村虎之助 (@JzByYwmCH1ZJumu) July 19, 2021
まとめ
7月21日に米子松蔭高校は境高校と真向勝負ができることになりました
試合の結果は米子松蔭高校の劇的な逆転で勝利しました。
不戦勝できたはずの境高校も負けてはしまいましたが、快く承諾したことも素晴らしく称賛したいですね。
不戦敗から一転の再出場を掴み取り、また試合でも劇的な逆転勝利を決めた今後の米子松蔭高校野球部の活躍に注目です。
最後までお読みいただきありがとうございました!